済生会は「救療済生」の理念の基に、
全国に約370施設が医療・保健・福祉の各事業に取り組んでいます。
三重県支部としては昭和12年に開設された済生会松阪総合病院と、平成10年12月に開設された済生会明和病院があります。済生会明和病院は国立療養所明星病院の移譲を受け、138床の療養病床と50床の結核病床で開設しております。平成12年4月に介護保険法が制定されたこともあり、将来の病棟再編を熟慮し、結核病床は縮小休止の方向とし、三重県の南勢・志摩医療圏には回復期リハビリテーションを行っている病院が皆無であったこともあり、療養病床を平成16年より1病棟ずつ回復期リハビリテーション病棟へと変更してきました。
三重県下最大規模のリハビリ特化病院
建築開始から約2年半後の平成26年11月22日に新築落成式を行い、現在は、回復期リハビリテーションとしては三重県内で最大の病床数(180床)の病棟と34床の一般病棟で運営しています。勿論、スタッフも医師を初め、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護師、介護福祉士、メディカルソーシャルワーカー等により質の高いリハビリを365日休むことなく行っています。
新病院は環境面を充実させ、癒しと安らぎの空間、リハビリ庭園、プライバシー
の確保を重視した施設で、楽しいリハビリができるように設計してあります。
新病院が落成してから、MRI装置の新規導入、CTや各種X線撮影装置と超音波検査機器の更新や大腸内視鏡検査の新規導入を行い、入院・外来の患者様のご要望に答えられるように致しました。
病院付属の施設としては三重県の南勢・志摩医療圏で唯一の重症心身障害児(者)施設を運営しており、介護老人福祉施設(いわゆる特養)の明和苑、訪問看護ステーション、訪問リハビリ、通所リハビリテーション(デイケア)、デイサービス、居宅介護支援センター等も運営しております。
名誉院長 奧田 喜朗
広大な敷地と緑あふれる環境でこの地域における病病連携と病診連携を密にし、地域完結型の複合施設として地域の方々に喜んで頂ける医療・福祉・介護施設を目指します。