社会福祉法人 恩賜財団 済生会支部三重県済生会明和病院

屋内のパレスホールでは、「今そこにある危機～済生会にできること～」と題した炭谷茂・済生会理事長による記念講演会が開かれ、人口減少や超高齢社会、子どもの貧困など、様々な困難に直面している中で、済生会が果たしていく役割として、医療と福祉の分野を超えて地域の再構築に携わっていく必要性を訴えました。
特別講演では、三重県出身で元大関琴風の尾車親方、尾車浩一氏が「人生8勝7敗、最後に勝てばよい～脊髄損傷からの奇跡の復活～」と題し、脊髄損傷で首から下が動かない状態から再起した経験談を披露。相撲の世界だけでなく人生においても結果が出るまで続けることの大切さを、実体験や様々なエピソードを交えて話して頂き会場内は笑いの絶えない楽しい時間となりました。

各所には様々なブースが設けられ、「介護相談と体験教室」では実際に自宅の介護をシミュレーションできるよう、杖や車いす等の福祉用具を体験できました。フットケアブースでは、看護師が専門的な技術を駆使してマッサージ。訪れた人は、心も体もリフレッシュした様子でした。握力や「転倒危険度」を測る「みんなで体力測定」では、自分の体の状態に驚いている来場者もいました。デイサービスを実際に利用体験できるプチデイサービス、高所作業車による約10メートルからの観覧やパトカーの展示も行われました。
また、新病院新築工事による安養寺の遺跡から出土品の展示や、琴鈴会による琴演奏もあり、来場して頂いた方々に楽しんで頂きました。

開催にあたりフェア運営にご協力頂きました、各業者の方々においては、親切丁寧な対応をして頂きありがとうございました。感謝申し上げます。そして、準備から携わって頂いた職員の皆さん、当日担当して頂いた職員の皆さんありがとうございました。